マウスの選び方
重さとセンサーで決める基礎
スペック表には数字が並びますが、実際の使用感を決めるのは重量・形状と持ち方・センサーと接続方式の3点です。DPIの上限値よりも、この3つを自分の手と用途に合わせるほうが満足度に直結します。
重量:軽さは何のために必要か
軽いマウスは、素早い切り返しと長時間使用時の疲労軽減に効きます。一方で軽すぎると細かい制御が難しく感じる方もいます。目安は次の3レンジです。
超軽量
振り向きの多いFPSに最適。手首の負担が小さく、長時間のプレイでも疲れにくい重量帯です。
標準
扱いやすさのバランスが良い帯。ゲームと仕事を兼用するなら、まずここから試すのが無難です。
重め
慣性で手ブレが出にくく、精密な微調整を好む方向け。作業用途では安定感がメリットになります。
迷ったら、いま使っているマウスの重量を調べて基準にするのが確実です。「今より20g軽い」程度の変化なら、違いを体感しつつ違和感なく移行できます。
形状と持ち方
持ち方によって、合う形状が変わります。自分の持ち方を知っておくと、形状の説明が一気に読み解けるようになります。
タップして接地面を見る
手のひら全体を乗せる持ち方。背が高くフィットする形状が合い、腕全体で動かすローセンシ向きです。手の力を抜いて支えられるので、長時間でも疲れにくいのが利点です。
センサーとポーリングレート
DPIの最大値は、実際にはほとんど使いません(多くのプレイヤーは400〜1600DPIの範囲)。見るべきはセンサーの追従性とポーリングレートです。
同じ手の動きで、カーソルはどこまで進むか
マウスを2インチ動かしたときの、DPIごとのカーソル位置です。ターゲットが狙いの位置です。
マウスを2インチ(約5cm)動かします。
横軸は画面上の移動量(ドット数)。DPIが高いほど、同じ手の動きでカーソルが遠くまで進みます。
狙いの位置(3200ドット先)まで動かすには
400 DPI
8 inch
1600 DPI
2 inch
3200 DPI
1 inch
同じ場所を狙うのに必要なマウスの移動距離は、DPIが低いほど長く、高いほど短くなります。低DPIは大きく動かす分だけ微調整がしやすく、高DPIは小さな動きで届く分だけ狙いが行き過ぎやすくなります。
FPSなどのゲームで、なぜ低いDPIが好まれるのか
同じだけ手がブレたときの、カーソルの揺れ幅です。小さな的に合わせ続けられるかを比べています。
手の震えによる、ごくわずかな揺れ(両方のDPIで同じ動き)
400 DPI
同じ手ブレでも揺れが小さい
3200 DPI
同じ手ブレが8倍に拡大
手の震えは同じでも、DPIが高いほど画面上の揺れが大きくなり、的から外れやすくなります。
低いDPIでは、1ドット動かすのに必要な手の移動量が大きくなります。裏を返せば、多少手がブレてもカーソルはほとんど動かないということ。腕全体を使って大きく振れる環境があるなら、低DPI+ゲーム内感度の調整のほうが狙いは安定します。FPSのプロに 400〜800 DPI が多いのはこのためです。
1秒間にPCへ位置を報告する回数。1000Hzで1msごと、8000Hzなら0.125msごと。数値が高いほどカーソルの動きが滑らかで、遅延のばらつきが減ります。
1インチ動かしたときのカーソル移動量。高ければ良いものではなく、自分が「振り向き何cmか」で決める数値です。ドライバーで段階的に設定できます。
※高ポーリングレートはPC側の処理負荷も上がります。まず1000Hzで運用し、余裕があれば上げるのが安全です。
接続方式とボタン割り当て
ゲームで使うならこれ。有線とほぼ差のない低遅延で、ケーブルの抵抗がなくなります。レシーバーはマウスの近くに置くと安定します。
ノートPCやタブレットとの併用に便利。レシーバー不要ですが、競技用途では2.4GHzを推奨します。
充電を気にせず使えるのが利点。無線モデルも充電しながら有線として使えます。
Akkoのマウスの選び分け
競技志向なら Echo シリーズ
カーボンファイバー筐体による超軽量ボディと、8000Hzポーリングに対応した無線。振り向きの多いFPSで手首の負担を抑えたい方向けです。
デスクの雰囲気なら テーマ系モデル
猫モチーフなどのテーマデザインは、標準的な重量とワイヤレスで日常使いに扱いやすい構成。キーボードと世界観を揃えたい方に。
重さと形は手で、
センサーは用途で決める。
DPIの最大値を比べるより、「今のマウスより何g軽いか」「自分の持ち方に合う形か」を基準にしてください。ゲーム用途なら2.4GHz無線と1000Hz以上のポーリング、日常用途なら形状と重量の心地よさ。それだけで十分に選べます。
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